*論文の書き方とコツなど、初心者向け*

HOME 研究HOME 論活論文の書き方入門

 ここでは科学英語論文(以下、論文)の書き方について述べています。論活(論文執筆活動)が始まり、悪戦苦闘の日々を送っています。論文執筆に慣れるまで筆者自身も忘れないうちにまとめておこうと思います。

※レイアウトが崩れていますが、現在調整中です。今しばらくお待ち下さい。


Opened 14 June, 2016

論文の書き方入門

 論活において最も基本となる論文執筆業務ですが、意外にもその書き方に惑わされがちです。以下では、筆者自身も勉強中であるが故に、系外惑星天文学関連の論文の書き方をしっかりと押さえておく為に簡単にまとめてみました。科学英語を交えた英語論文の書き方を紹介します。

論文を書く前の準備

研究テーマと関連分野

 系外惑星なら「系外惑星」であるという自覚を持ちましょう。また、その研究テーマに対する関連の学問分野は何なのかはっきりさせる必要があります。例:「水惑星」「惑星大気物理学

理論or観測

 作成した論文が観測系なのか理論系なのか、はっきりさせます。それによってどのような方法で研究を行ったのか、具体的に整理できます。

図を用意する

 結果を示す図を用意します。敢えて説明するまでもないですが、図で説明することは基本です。

説明を詳しく簡潔に

 論文内の各章において「どのような」研究を行ったのか記述します。特に「何が新しいのか」をしっかりと書くべきです。行った研究を知っているのは筆者自身ですが、主観的にならずいつでも客観的に査読者の立場になって記述するとさらに磨きがかかった文章になると期待されます。

「客観的に書く」とはどういうことか?

 主観(自分の考え)を客観に近づけて表現するように意識することです。尚、これについては筆者も現在、勉強中です。

論文の構成

 大まかな流れとして、論文執筆に取り掛かる前に以下の点で、一つ一つ丁寧に、★タイトル、★アブストラクト背景・目的方法結果考察、★結論の順に簡潔に述べていきます。特に初めて見た論文は★マークの箇所を読むことで速読性を持ち論文の内容を素早く、かつ簡潔に理解できます。

★タイトル ― Title

 

★要旨(概要) ― ABSTRACT

 論文全体の「顔」になる部分で、論文全体を簡潔に述べます。特に「何が新しいのか」をしっかりと書くべきです。また、先行研究と比較し現在の研究がどのように関連があるのか、どのように進展したのかなど記述します。
 一度日本語でアブストラクトを書いてみて、その後に英語に変換すると文章として上手く書けるかもしれません。
 要旨を説明する中で、背景 (問題点)・目的、方法、結果、考察、結論の順に要点を簡潔に述べていきます。

背景 (問題点)・目的 ― Background and Aim

 先行研究ではどの辺りまで分かっているのかを述べます。それに対して本研究ではどのように取り組んだのか、その大きな違いと新規性を訴えます。各項目に対して最低一つでも、英語表現を覚えておくと便利です。
【研究目的を述べる表現】
目的: pupose, aim, goal, the reach point, and so on.
本研究では…: this study, this work, 本論文では…: this paper
The purpose of this study is ...
The aim of this paper is ...

導入 ― Introduction

  • 研究テーマ
  • 必要性・重要性:どのような興味から、何故その研究テーマを選んだのか、そのテーマに関して行われてきた研究の背景を記述します。
     
  • 従来の研究内容
  • 目的
  • 方法
  • 結果
  • 結論
  • 論文の構成順序

  • 【導入部分を述べる表現】

    方法 ― Method


    【研究方法を述べる表現】

    結果 ―  Results


    【研究結果を述べる表現】
    As a result, ...

    考察 ― Discussion

  • 目的
  • 結果
  • 相違点
  • 推奨事項
  • 結論

  • 【考察を述べる表現】

    結論 ― Conclusion

  • 方法
  • 結果
  • 結論
  • を書きます。
    【結論を述べる表現】
     In conclusion, A was found to be B

    INTRODUCTION

     先行研究との関連を振り返り、現在の研究の新規性を述べます。

    METHODS

     どのような方法で、その研究を進めたのかを記述します。

    RESULTS

     どのような結果が得られたのかを記述します。図を用いて分かりやすく記述します。

    ★CONCLUSION

     論文全体を通じて振り返り、必要な情報を記述します。

    ★研究の新規性・有用性とは何か? - 先行研究との比較

     以下では、研究の新規性・有用性について述べます。論文を書くときに注意しなければいけない点です。

    研究の新規性 (What's NEW?/Novelty)

    1.先行研究を振り返り、
    2.その問題点や改善点を挙げ、
    3.それを本研究でどのように解決し、取り組んだのかを示す。

     1、2は3の新規性を明確にする為の前段階・背景に当たります。前置きがあることで新規性を示す際に差が出て、全体として非常に分かりやすく伝わります。

    研究の有用性 (Value/Usability)

     先行研究や従来の方法に対して、どのように改善されたのかを明示する。
     

    論文の作成例 ― 「ホームページのアクセスアップを促す方法」

     2015年9月にIEAMを開業し、ホームページを開設した。今のところ大幅なアクセスアップには至っていない。そこで検索エンジンに登録したら、以前よりもアクセスが増えた。本研究では検索エンジンを利用したアクセスアップ方法を提案する。
    Title: Method of recommend the access up of Homepage
    (a) September in 2015, I opened IEAM (The solo research-proprietorship: Institute of Exoplanetary Astronomy at Machida in Tokyo, Japan) and its homepage. (b) However, for now the extraordinary access up is still distant. (c) Therefore, I resisted the search engine, the access increased than before. (d) This study proposes the method of access up with search engine.

    REFERENCES

     最低10件は必要とのこと。具体的な書き方は、筆者名,論文タイトル,出版雑誌名,発行年度
    ほげほげ,論文の書き方,黄京大学,2016
    藤野輝雄,理科系のための かならず書ける英語論文,研究社,2006

    このページのトップへ